ハッシュ表の探索時間は、全てのデータが異なるハッシュ値を持つという前提(衝突がない)の下では、ハッシュ関数による位置計算と、その位置へのアクセスという2つのステップで決まります。ハッシュ関数の計算は、データの個数に依存せず、一定時間で完了します。また、ハッシュ表のサイズが適切に設計されていれば、各データへのアクセスも平均して一定時間で行えます。したがって、表の中のデータの個数によらず探索時間は一定となるため、エが正解です。
システムアーキテクト令和5年度 春期午前I問 6
令和5年度 春期 システムアーキテクト 午前I 問6
難度
標準
ハッシュ表の理論的な探索時間を示すグラフはどれか。ここで、複数のデータが同じハッシュ値になることはないものとする。
選択肢
ア表の中のデータの個数が増えるにつれて探索時間が指数関数的に増加するグラフ
イ表の中のデータの個数が増えるにつれて探索時間が線形に増加するグラフ
ウ表の中のデータの個数が増えるにつれて探索時間が対数的に増加し、その後飽和するグラフ
エ表の中のデータの個数によらず探索時間が一定のグラフ
解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
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解説
結論 → 詳細 → 補足 の 3 層構成
アは、データの個数が増えるにつれて探索時間が指数関数的に増加すると述べていますが、これはハッシュ表の特性ではなく、例えば単純な線形探索で最悪のケースを想定した場合などに近い性質です。イは、探索時間が線形に増加すると述べていますが、これはハッシュ表で衝突が発生し、連鎖的に探索が必要になる場合の平均的な挙動に近いものの、衝突がない理想的な状況とは異なります。ウは、探索時間が対数的に増加し飽和すると述べていますが、これは二分探索木のようなデータ構造でよく見られる探索時間の傾向であり、ハッシュ表とは異なります。
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